ハードコンタクト.jp
現在、コンタクトレンズの装用者人口は約1500万人~1800万人と言われています。
使い捨てコンタクトがこれだけ台頭する中で、装用者人口のおおよそ20%~25%の方がハードコンタクトを使用しています。
慣れるまでの間、異物感が気になるなどの欠点があるものの、「手入れの簡便性」や「寿命の長さ」、「コストパフォーマンスの良さ」、「乱視の矯正力」、「長時間装用時の目への安全性」などの観点から根強い人気が継続しており、一旦ハードコンタクトレンズに慣れてしまった方はソフトコンタクトレンズに移行しにくい傾向も見られます。私自身がハードコンタクトを長年愛用していたので、その根強い人気の理由、よく理解できます。
中には医師の診察による医学的な観点から(アレルギー性結膜炎やソフトコンタクトの装用過多による「血管新生」など)ハードコンタクトレンズに変更を余儀なくされる人や、光学的にもメガネやソフトコンタクトでは矯正が困難な不正乱視や円錐角膜などハードコンタクトレンズ以外では良好な視力が得られないと言う人たちがいます。
一方では、強度の乱視がありながらも異物感に抵抗があるためにソフトコンタクトを使用している人、やや経済的に割高な乱視用のコンタクトを装用する人たちもたくさんいます。
しかしそのような人たちにお試しでハードコンタクトを入れて視力を合わせてみると、いとも簡単に「1.0~1.2が見える」ようになる人がどれだけ多いことか。現に私自身もそのような人を数多く見てきましたし、「こんなに見えるなら頑張ってハードコンタクトに変えてみたい」という人もたくさん見てきました。
実際には「ハードコンタクトは痛い」という先入観で「今まで試したことがない」という人も数多くいます。しかし「騙されたと思って入れてみたら?」ということで装用したら「思ったより何ともない」、「これだったら慣れるかもしれない」という人も結構いるのです。
ハードコンタクトレンズのユーザーに異物感に関して話を聞くと、ほとんどの人が「気にならない」と言います。つまり慣れてしまえばほとんど気にならなくなってしまうと言うことなのです。そのある程度気にならなくなるまでの間、頑張って慣らしていくことができるかどうかがハードコンタクトレンズを使用出来るか否かの分かれ道になります。
現在、市場では一昔前の酸素を透過させないPMMA素材のハードコンタクトレンズは販売されておらず、いずれも酸素透過性のハードコンタクトで、しかもいずれも性能的には連続装用が可能なほどの酸素透過性を有しています(実際に連続装用する場合は厚労省の許認可のおりたレンズで、且医師の許可がなければ認められていません)。
1950年代にハードコンタクトが実用化されてから既に70年近く経過しました。そして酸素透過性ハードコンタクトが登場してから50年近くが経過しているわけです。当時からのハードコンタクト愛用者も既に老眼世代に突入しています。そのような時代の流れとともに遠近両用ハードコンタクトの利用者も増加傾向にあります。
この「ハードコンタクト.jp」ではこれらのハードコンタクトレンズの特徴や商品説明、各データーの意味、御注文時の注意点などに様々な点から解説しています。
使い捨てコンタクトレンズの愛用者が増えている中、ハードコンタクトレンズを取り扱っている通販サイトが非常に少ないのが実情です。
そのような中でハードコンタクトを豊富に取り扱っていて、安心してご利用頂けるコンタクトレンズ通販サイトも併せてご紹介しています。今後ハードレンズを希望されている方や現在ハードコンタクトを使用しながらも悩み事を抱えている、不明な点があると言う方の参考になれば幸いです。