ハードコンタクトには左右がわかるようにマークを入れることはできるのでしょうか?
一昔前にあったPMMA、つまり酸素を通さないタイプのハードコンタクトの時にはレンズに「Rマーク」を入れて左右の区別がつくようにするということもメーカーさんの方で行っていましたが、これはレンズにRという形のマークを彫って入れていました。酸素透過性ハードコンタクトの時代を迎え、酸素を透過させるレンズにはなったものの、強度的にどうしても劣ってしまうため現在そのようなマーキングは施さなくなっています。ただニチコンのうるるUVのように「左右で色分けし、区別できるようになっているレンズ」もあります。人によっては、「左右で敢えて異なるメーカーのレンズにして左右の区別を付ける人」がいたり、「左右のレンズのデータが極めて近いデータで、検査の時点で敢えて同じデータに揃える」と言う人もいます。しかし通常はご自身で「右から入れて右からはずす」など習慣をつけて、左右を間違わないようにするというのが現在の一般的な方法となっています。