ハードコンタクトをはずした後にいつもよりぼけていたり、普段見えるメガネが見えなかったりするのはなぜですか?
高酸素透過性ハードコンタクトが主流になっている昨今では、あまり見られなくなった症状ですが、ハードコンタクト脱後によくみられる症状で通常は数時間で焼失するケースがほとんどです。原因は酸素不足による黒目:角膜の浮腫(浮腫んだ状態)、そしてそれに伴い起こる角膜のカーブや厚さの変化が原因です。ですから酸素を通さないPMMAタイプのハードコンタクトの場合はよくそういう症状が見られました。しかしながら、酸素透過性が高いハードコンタクトを使用しているからと言って油断は禁物です。レンズを装用したままでの睡眠や装用過多にはくれぐれもご注意くださいね。