オルソケラトロジー
オルソケラトロジーとは近視または近視性乱視の方が特殊なレンズデザインが施されたハードコンタクトを就寝中に装用することで角膜の形状を変化させて、ハードコンタクト脱後の裸眼視力の改善を図る治療法です。
ハードコンタクトには「スペクタルブラー」という現象があります。これはハードコンタクト脱後によく見られる現象なのですが、長時間装用したあとに一時的な酸素不足による影響で角膜のカーブや厚さ、屈折、つまり形状が変化するのです。通常は数時間でなくなります。形状が変化することから見え方にも変化が見られるわけです。これがオルソケラトロジーに発展したのです。ただこの治療法にも適応(年齢や屈折異常の種類、矯正量など)があることから眼科専門医に相談することが必要です。