ハードコンタクトのつけおき洗い
酵素の力で汚れを分解し、除去する洗浄方法で、主にタンパク分解酵素を用いますが、脂肪分解酵素を含むものもあります。専用の保存液と酵素洗浄液をセットで使用するタイプ、すでに調合された1本タイプの商品があります。つけおき洗浄は、こすり洗いをしないために洗浄中に発生しがちなコンタクトレンズの破損のリスクを軽減できることがメリットとされていますが、タンパク質、脂質以外の汚れに対してはさほど洗浄効果がないためこすり洗いを併用した方がより万全と言えます。
つけおき洗いの流れ
★清潔な手でコンタクトレンズを目から外し、レンズを水道水、あるいは、専用すすぎ液ですすいでから、洗浄保存液、あるいは、洗浄液でこすり洗いをした後に、水道水、あるいは、専用すすぎ液でよくすすぎます。
★保存液、あるいは、洗浄保存液を満たしたレンズケースに液体酵素を1、2滴落とし、コンタクトレンズを数時間つけておき、汚れを分解させます。(1本タイプの場合はつけるだけ)
※通常は、酵素分解に4時間以上のつけおきが必要です。
★コンタクトレンズを装着するときはもう一度、洗浄保存液、あるいは、洗浄液でこすり洗いし、水道水、あるいは、専用すすぎ液でよくすすぎます。