PWR(パワー:度数)
PWR(パワー:度数)はみなさんもよく耳にすること言葉だと思います。単位はD(ディオプター)です。ただこの単位自体は記載されていないこともあります(例えば-3.00D⇒-3.00と言うように)。
PWR(度数)は大きく2つのタイプに分かれます。一つは近視の目を矯正するマイナスレンズ(-1.00Dのように数値の前に必ず-の表記がついています)で通常は凹レンズと呼ばれています。もう一つは遠視を矯正するプラスレンズ(+1.00Dのように数値の前に必ず+の表記がついています)で通常は凸レンズと言われています。度数の間隔は0.25D間隔で作られており、度数が入っていないレンズは±0.00Dということになりますね。つまり近視を矯正するレンズはの場合は度数の軽い方から-0.25D、-0.50D、-0.75D、-1.00Dと始まり、-5.00D、-5.25D・・・、-10.00D、-10.25Dと続いていくわけです。近視を矯正するレンズの場合数字が大きければ大きいほど度数が強い:つまり目が悪いということになります。一方遠視を矯正するレンズの場合はその逆で+0.25D、+0.50D、+0.75D、・・・+3.00D、+3.25Dと続くわけです。
度数のことで気をつけなくてはならないのはまず、時々近視を矯正するマイナスレンズと遠視を矯正するプラスレンズを間違えて御注文される方がいるということです。(-)の符号と(+)の符号を間違えるわけです。間違えてしまうと全く見えないレンズを購入することになりますから十分注意する必要があります。もう一つはマイナスとプラスもさることながら「0.75Dと7.50D」、「0.50Dと5.50D」というように数値自体を間違えてしまうというミスです。これは数値が似ているために意外と多い間違いです。こちらも見え方に大いに問題が出てきますのでご注意くださいね。