ハードコンタクトにはどのような種類があるのですか?
ハードコンタクトは大きく分けるとPMMAという高純度のプラスティック素材でできたレンズと、シリコンアクリル系樹脂などで出来たレンズに大別されます。前者は昔ながらの酸素を透過させないハードコンタクトで、現在はほとんど使用している方も、また取扱メーカーもないのではないでしょうか。後者は皆さんもよく耳にする酸素透過性ハードコンタクト、O2レンズです。O2レンズの中でも酸素透過性の高いレンズを高酸素透過性レンズ等と言ったりします。
酸素透過性ハードコンタクトの中でも、連続装用の認可のおりたレンズをEX(extendedwear)レンズと言います。しかし連続装用をするには医師の許可が必要で、例えそのタイプのレンズを購入したとしても勝手な判断で連続装用することは認められておりません。
用途の面から分類すると通常タイプと乱視矯正用ハードコンタクト、遠近両用ハードコンタクトなどがあります。通常のハードコンタクトは乱視の矯正力があるため、ここで言う乱視矯正用ハードコンタクトとは、ハードコンタクトでも矯正不能な乱視や、角膜乱視が非常に強く、通常タイプでは調子よく使用できない場合などに使用するタイプです。
また円錐角膜や強度遠視の方用の特殊加工レンズや、真中に小さな穴のあいたピンホールレンズなどと言う加工レンズもあります。