ゴミが入るととても痛いと聞いたのですが?
ハードコンタクト、ソフトコンタクト、裸眼問わず、目にゴミ(異物)が入ると痛みや違和感が少なからずあります。
角膜は涙液で覆われ、知覚的には非常に敏感で、わずかな刺激や異物に対しても防御機構が働き、反射的にまぶたを閉じ、さらに異物を排除するために多量の涙液が出てくます。
ハードコンタクトはレンズの性質上、常に黒目(角膜)の上を動いています。ゴミが入るということは、知覚の過敏な黒目の上に異物が入り、その上を固いハードコンタクトが動き回ることになるわけですから、かなりの痛みが発生します。ゴミにも丸いゴミもあればとがったゴミもあります。その形状によっても痛みの程度が異なりますが、いずれにしてそのまま装用していることは困難ですから、まずははずして洗浄することをおすすめ致します。ただ中には涙が出てくることにより、その涙でゴミが洗い流されて痛みがフッと消えてなくなる時もあります。
ソフトコンタクトはハードコンタクトのように動かないということ、又素材が柔らかいため、ハードコンタクトのような切羽詰まった痛みにはならないことが多いのですが、そこに落とし穴があることを忘れてはいけません。つい無理をして装用を続けることにより、目の傷が重篤になってしまうこともあり得ます。
埃っぽいところに行く時や、風で砂埃が待っているような時には無理にハードコンタクトにするのではなく、メガネにするのも時には必要かもしれませんね。